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大村市の市内リーグで活動しているサッカーチームSFCのブログです。その他長崎県リーグ2部所属の大村FCについても紹介します。最近は読書ネタが多いかな。
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本日の一冊紹介

サッカー戦術の仕組み―日本人の“サッカーIQ”を高める本
湯浅 健二
池田書店
売り上げランキング: 6906
おすすめ度の平均: 3.0
5 “考えて走る”ならぬ“考えて観る”サッカー観戦のために
1 期待

【私の評価】★★★★☆

私の読書感想

今年はワールドカップイヤー! ワールドカップ開催までにどうしても読んでおきたかったのがこの本です。
この本を読んで

・選手であれ観る側であれ、サッカーをとことん楽しむためのスタートラインは、 サッカーの「戦術的メカニズム」をしっかりと知ること(p303)

本当にそう感じました。実際にプレー中の考え方が変わってきたし、TV観戦にして も、観方が変わってきました。一人でこっちのスペースに走った方がいいのでは?
などと指差し確認したり…。

何より嬉しいのが「5秒間のドラマ」と題し、日本代表のプレーを含め、様々な戦術 的なシーンをイラストを使って説明してくれてます。ほんの数秒の間に、選手たちの 頭の中では、ひとつのシーンがシンクロして素晴らしい組織プレーが実現しているの かと思うと感動です。

・攻守にわたって究極の組織プレーを突き詰めようとする岡田ジャパンの方向性は、 正しい。そんな徹底した組織プレーをやり通したチームはいまだかつてないはずだ。
もし、そんな徹底した組織プレーで世界にアピールできたら、前例のないサッカー として、歴史の1ページに刻み込まれるはずだ。(p299)

ワールドカップ日本代表を応援しましょう!

本の評価は★4つとしました。 素敵な本をありがとうございました。

この本で私が共感したところは次のとおりです。

・望んで努力しても目標を達成できるとは限らない……でも、望んで努力しなけれ ば何も生み出すことはできない……。(p57)

・トップになることを望まない……二番でもいい……という発想からは、本当に何 も生み出すことはできないのだから。(p57)

・喜びや楽しみのないところに進歩もない。(p60)

・汗かきプレーがなければ成り立たない優れた組織コンビネーションに、より強い魅力を感じる(p62)

・「リスクを冒さないところには進歩もない……」(イビツァ・オシム)(p166)

●この本の目次

第1章 戦術とは何か?
001 戦術とは「数字の羅列」ではない
002 バランスが大事の真実
003 戦術とは戦うためのプランニング
004 攻撃のキーワードは「自由」と「個性」
005 良いサッカーとは?
006 異端の存在
007 トータルフットボールの現在
008 美しさと勝負強さ
009 3人目の動き
010 イメージシンクロプレー
011 考えて走るサッカー
012 サッカーIQ
013 世界の趨勢

第2章 日本代表の可能性
014 相手との接触を避ける攻撃
015 勝負を決するイメージシンクロプレー
016 相手を囲い込んで奪う日本の組織守備
017 ボールのないところで勝負は決まる
018 チャレンジ&カバーの大切さ
019 人とボールが動きつづける究極の組織プレー
020 サイド攻撃はなぜ有効なのか

第3章 日本と世界の差
021 「最後の僅差」を乗り越えていくために
022 バイタルゾーンを使えない日本
023 バイタルゾーンを使うオランダ
024 強豪チームの危機察知力
025 スピードとテクニックをいかに抑えるか
026 人数が揃っているがゆえの危険
027 勝負を分ける甘さ

第4章 世界基準のサッカー
028 勝負イメージのシンクロが生むスーパープレー
029 3人目の動きが導くスーパーゴール
030 バルセロナの守備戦術
031 勝負を決める個の力
032 確信の最終勝負イメージが導くカウンター
033 背後の決定的スペースを狙う効率的カウンター
034 相手の守備イメージをフリーズさせたボールの動き
035 「組織」と「個」という二つの異なるチーム戦術的な武器

サッカー戦術の仕組み―日本人の“サッカーIQ”を高める本
湯浅 健二
池田書店
売り上げランキング: 6906
おすすめ度の平均: 3.0
5 “考えて走る”ならぬ“考えて観る”サッカー観戦のために
1 期待

【私の評価】★★★★☆

  • 著者紹介

1952年、北海道生まれ。
大学卒業後、76年にドイツへ留学し、81年にドイツサッカー協会公認の「スペシャル・ライセンス(プロサッカーコーチライセンス)」を取得。
帰国後は読売クラブ(現・東京ヴェルディ1969)のコーチを務め、日本リーグ、天皇杯、JSLカップの優勝に貢献した。
現在は、雑誌やウェブでの執筆活動を精力的に行うほか、コンサルティング会社の経営者としてビジネスシーンでも活躍中
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■ 関連書籍 ■

a. 「オシムの言葉 フィールドの向こうに人生が見える」木村 元彦
【私の評価】★★★★☆

b. 「ベンゲル・ノート」中西 哲生
【私の評価】★★★★☆

c. 「蹴音―三浦知良伝説の言葉」三浦 知良
【私の評価】★★★★☆

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<本の格付け基準>
 ★★★★★(絶対お薦めです!家宝となるでしょう)
 ★★★★☆(買いましょう。素晴らしい本です)
 ★★★☆☆(社会人として読むべき一冊です)
 ★★☆☆☆(時間とお金に余裕があればぜひ)
 ★☆☆☆☆(人によっては価値を見い出すかも)
 ☆☆☆☆☆(こういうお勧めできない本は掲載しません)
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●読書普及研究室:書評【おすすめ本棚】
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妻と娘4人の6人家族。サラリーマンで飯喰ってる割には、職場では意外と浮いている存在だったり?
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