■ 本日の一冊紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「こうすれば伸ばせる!人間の賞味期限」
木村 政雄 、祥伝社
【私の評価】★★★★☆
■ 私の読書感想 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「人間の賞味期限」というタイトルはインパクトがあります。
内容も、思い切り共感できる部分と、自分自身を反省させられる部分が多い内容でした。
私も、部下をもつ立場になって同じような経験があります。
・選択肢を並べるだけの部下に対して、「それでキミはどうしたらいいと思うの?」と聞き返すようにしていました。そこに部下自身の考えが入っていなければ、こちらが判断を下すための情報にはならないからです。
(p28)
私もサラリーマンですが、私も気付けばその人の肩書で人を判断している気がします。
・サラリーマンの場合は、人を肩書きで判断しないようにするのも大事でしょう。組織人は立場や属性というもので仕事をする部分がありますから、どうしても相手の肩書によって態度を変えてしまいがちなのですが、これもいわば「サラリーマン業界」だけで通用するローカル・ルールにすぎない気がするのです。
(p67)
仕事上、他の人のせいで大変な思いをすることがあり、私なんかすぐふて腐れてしまうのですが、腐らないようにしないとですね。腐ったら賞味期限切れです。
・そこで「やっていられない」と腐ってしまうと、気持ちだけでなく、人材としての自分も腐らせることになるのではないでしょうか。賞味期限が切れた食品がゴミ箱行きになるのと同じで、腐った人材は売れません。
(p103)
私は教員免許をとりましたが、校則が嫌で教師をめざす気持ちが育ちませんでした。
・組織というのは、あまりルールを厳しく設定してしまうと、個人を生かすことができません。個人が生きなければ、組織そのものが活性化しないでしょう。組織のメンバーは、将棋やチェスの駒とは違います。一から十まで動き方を決められていたのでは、自分の頭でものを考える人間は育たない。
(p155)
本の評価は★4つとしました。
素敵な本をありがとうございました。
●この本を読んで私が実行しようと思うこと!
私自身の賞味期限を伸ばします!
●この本で私が”グッ”と共感したところは次のとおりです。
調子のいいときほど、多少のリスクは覚悟しながら「次」に備える。
現状に甘んじていては、けっして豊かな未来は手に入りません。自分を大切にするとは、自分に厳しくすることでもあるのです。
(p49)
大事なのは「安定したポジション」を得ることではなく、「自分ならではのポジション」を確立することなのです。
(p83)
何をしていいかわからないということは、考え方を変えれば、何をしてもいいということ。仕事というものは自分で作るからこそ面白いわけで、「ああしろ、こうしろ」と・・・
(p118)
大胆な行動をとろうと思ったら、他人に相談するのはあまり意味がありません。相談された人は、失敗した時の責任を取るのがイヤなので…背中を押してくれる人はめったにいません。
(p154)
組織も人間の集まりである以上、賞味期限を伸ばそうと思ったら、そこに所属する人間の新陳代謝を図るしかありません。ベテランという重しを外すと同時に、次の時代を担う人材を獲得しなければその組織は腐ってしまうのです。
(p159)
ツギハギ対策ばかりでは、人々の元気はなくなるのも無理はないでしょう。
(p162)
そういう大人の姿を見たとき、若い世代の人々はどう思うか。端的にいってしまえば、「かっこ悪い」の一言に尽きるのではないでしょうか。
(p167)
いまも先輩から苦労話を聞かされる若者は大勢いるでしょうが、これはあくまでも「憧れの先輩」でなければ意味がありません。
(p168)
◎
課長や部長といった「属性としてのスキル」を磨くのは、組織の判断基準に自分を合わせているに過ぎません。自分自身の価値判断に照らせば、そんなものに意味がないことは明らかでしょう。私たちは組織のために生きているのではなく、自分のために生きているのですから。
(p188)
「人を育てる」というのは、口で言うほど簡単なことではないのも事実。
…草や木であっても同じでしょう。…人間がぐいぐい引っ張ったからといって成長するわけではありません。人間がしてあげられるのは、育ちやすい土壌や水や肥料といった環境を用意することだけ。
(p192)
●この本の目次をご紹介!
第1章 こんな人間は賞味期限が切れている
第2章 セルフ・マネジメントの法則
第3章 逆境こそ、賞味期限を伸ばす最大のチャンス
第4章 組織の賞味期限をいかにして伸ばすか
第5章 この国の賞味期限:第6章 人と社会の鮮度を高めるために
■ 本日の一冊紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「こうすれば伸ばせる!人間の賞味期限」
木村 政雄 、祥伝社
【私の評価】★★★★☆
《著者紹介》
1946年、京都生まれ。69年、同志社大学を卒業し、吉本興業に入社。
横山やすし・西川きよしのマネジャーを8年半担当。
その後、吉本興業の東京進出を任され、漫才ブームの火付け役となり、多くのタレントを世に送り出す。
89年、「吉本新喜劇」再生プロジェクトを指揮。
2002年、同社を退社し、個人事務所を設立。
人材育成事業や講演会、テレビ・ラジオ出演、さらに京都精華大学理事、大阪府堺市顧問を勤めるなど、これまで以上に多忙な日々を送っている
■ 関連書籍 ■
a. 「日本でいちばん大切にしたい会社」
坂本 光司
【私の評価】★★★★★
b. 「巨泉―人生の選択 (黄金の濡れ落葉講座)」
大橋 巨泉
【私の評価】★★★★☆
c. 「はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術」
マイケル・E. ガーバー
【私の評価】★★★★★
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<本の格付け基準>
★★★★★(絶対お薦めです!家宝となるでしょう)
★★★★☆(買いましょう。素晴らしい本です)
★★★☆☆(社会人として読むべき一冊です)
★★☆☆☆(時間とお金に余裕があればぜひ)
★☆☆☆☆(人によっては価値を見い出すかも)
☆☆☆☆☆(こういうお勧めできない本は掲載しません)
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運営者:kuro
妻と娘4人の6人家族。サラリーマンで飯喰ってる割には、職場では意外と浮いている存在だったり?
サッカーと読書と投資(投機?)が好きです。なによりも家族が大好きです♪
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