★☆☆☆☆「開発設計のためのTRIZ入門―発明を生む問題解決の思考法」笠井 肇

■　本日の一冊紹介　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

開発設計のためのTRIZ入門―発明を生む問題解決の思考法

posted with amazlet at 11.01.03

笠井 肇
日科技連出版社
売り上げランキング: 496579

Amazon.co.jp で詳細を見る

【私の評価】★☆☆☆☆

■　私の読書感想　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

昨年から、職場で教育を受け始めたTRIZに関する本です。

※TRIZについて知りたい方は、”TRIZとは”などと検索すれば
　たくさん出てきますのでそちらを参照ください。

TRIZ全般に関する概要をうまく説明してあります。
この本を読めばTRIZをマスターできるかと言うとそう簡単にはできませんが、TRIZを使うことでどういったことができるのかということが、大まかに理解することができました。

私は、笠井先生のセミナーを受講したことがあるのですが、セミナー同様、本の文章も丁寧でなおかつ、取り上げられている例が身近なもので分かりやすかったです。TRIZの導入を検討されている方には良い本だと思います。

専門書ということもあり、関連する人にとっては有効ということで本の評価は★１つとしました。
分かりやすい本をありがとうございました。

●この本を読んで私が実行しようと思うこと！

現在、TRIZコンサルティングを受講中なので、まずは使えるようになりたいと思います。
コンサルティングのテーマ以外でTRIZを実際に活用してみて、ゆくゆくは社内におけるTRIZコンサルタントのような立場になりたいと思ってます。

●この本で私が”グッ”と共感したところは次のとおりです。

革新的な発明を、天才のひらめきから汎用的な方法論へとハードルを低くした
（p36）

問題を解決するための発想の基本は、頭の中にある多くの情報を組み合わせて適切なアイデアを出してくこと
（p37）

アイデアを出す際、特に注意する点はそれを実現できるかどうか、あるいは効果が得られるかどうかなどの評価を行わずに、気づいたものはすべて出しておくことです。求められるのは”ひらめき”であり、その着想をできる限り多く幅広く出すことが肝要です。
（p91）

新しい機能をもった製品を開発、あるいは従来製品の部分的な機能を改善する際、製品システム全体を機能のつながりで把握することが重要
（p106）

●この本の目次をご紹介！

第1部 TRIZとは
　(開発・設計における諸問題TRIZとは)
第2部 開発・設計の問題解決へのTRIZの適用
　(品質問題解決のためのTRIZ
　 性能向上のためのTRIZ
　 新機能実現のためのTRIZ
　 コスト低減のためのTRIZ
　 商品企画のためのTRIZ
　 開発期間短縮、特許戦略に役立つTRIZ
　 TRIZソフトの活用法)

■　本日の一冊紹介　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

開発設計のためのTRIZ入門―発明を生む問題解決の思考法

posted with amazlet at 11.01.03

笠井 肇
日科技連出版社
売り上げランキング: 496579

Amazon.co.jp で詳細を見る

【私の評価】★☆☆☆☆

《著者紹介》
株式会社アイデアTRIZ推進センター長、シニアコンサルタント。1947年東京都に生まれる。1970年千葉大学工学部工業意匠学科を卒業、同年、株式会社日立製作所に入社。同社デザイン研究所における家電製品のデザイン開発をスタートとして、生活ソフト開発、商品企画、ユーザインタフェースの研究開発推進、映像メディアソフトを含むトータル映像システムの事業推進を歴任。そののち、同社モノづくり技術事業部開発・設計技法推進センター長として TRIZ、QFD、タグチメソッドなど設計手法の全社普及・展開活動に従事。2002年同社を退社、TRIZ、QFDなどのコンサルティング、教育講師を中心に活動し現在に至る
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■　関連書籍　■

a. 「-」
　-
　-
　【私の評価】☆☆☆☆☆

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＜本の格付け基準＞
　★★★★★（絶対お薦めです！家宝となるでしょう）
　★★★★☆（買いましょう。素晴らしい本です）
　★★★☆☆（社会人として読むべき一冊です）
　★★☆☆☆（時間とお金に余裕があればぜひ）
　★☆☆☆☆（人によっては価値を見い出すかも）
　☆☆☆☆☆（こういうお勧めできない本は掲載しません）
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━