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大村市の市内リーグで活動しているサッカーチームSFCのブログです。その他長崎県リーグ2部所属の大村FCについても紹介します。最近は読書ネタが多いかな。
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■ 本日の一冊紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日本一心を揺るがす新聞の社説―それは朝日でも毎日でも読売でもなかった
水谷 もりひと
ごま書房新社
売り上げランキング: 385

日本一心を揺るがす新聞の社説
水谷 もりひと 、ごま書房新社
【私の評価】★★★★★

■ 私の読書感想 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★日常子供と接していると、自分の思い通りに動かない時など
ついつい怒鳴りがちなんですが、しっかり話を聴いて
感情を引き出してやらないといかんと思いました。

・さみしさや悲しみの感情は、出すべき時に、出すべき人に出さなかっ
たら、いつかその感情は激しい怒りに変わる。「ありがとう」「偉いねぇ」
「たくさん食べて大きくなってね」、そんな言葉が子供の心の栄養だ。
(p37)


★情報収集として、新聞や本や雑誌に目を通すのですが
興味あるものについては、ビビッと目に飛び込んできやすいですね。

・改めて、人生に役立つ情報と言うのは、探そうとする意志が無いと
出会えないものだと思った。受信機としての機能を持つ私たちの感性
も常に磨いておくことが大事だ。
 鍵山さんはトイレ掃除をしながら、その感性を磨いている。だから、
いつも謙虚。謙虚だからいい情報をキャッチできるのだろう。
 「身の回りをいつもきれいに…」と心掛けていると、1日の多くの
時間を心豊かに遅れるのかもしれない。
(p129)



本の評価は★5つとしました。

素敵な本をありがとうございました。

●この本を読んで私が実行しようと思うこと!

我が家では、毎月の収入から数千円を蓄えて年末に数万円の寄付をす
るようにしています。それは、私くらいの人間ができるボランティア
は活動団体への寄付くらいしか出来ないかと思っていたからです。
でも、もっと大切な役割があるような気がします。

・大人のできることは寄付をするだけじゃない。彼らのような若者を
如何に育て上げるか、だ。子供に何をみせ、子供とどんな会話をし、
何を与えるべきなのか。
(p83)

●この本で私が”グッ”と共感したところは次のとおりです。

心をこめて「いただきます」「ごちそうさま」を

食肉加工センターの坂本さんの職場では毎日たくさんの牛が殺され、
その肉が市場に卸されている。牛を殺すとき、牛と目が合う。そのた
びに坂本さんは、「いつかこの仕事をやめよう」と思っていた。

 ある日の夕方、牛を乗せた軽トラックがセンターにやってきた。し
かし、いつまで経っても荷台から牛が降りてこない。坂本さんは不思
議に思って覗いてみると、10歳くらいの女の子が、牛のお腹をさすり
ながら何か話し掛けている。その声が聞こえてきた。
「みいちゃん、ごめんねぇ。みいちゃん、ごめんねぇ。……」

 坂本さんは思った、「見なきゃよかった」

 女の子のおじいさんが坂本さんに頭を下げた。
「みいちゃんはこの子と一緒に育てました。だけん、ずっとうちに置
いとくつもりでした。ばってん、みいちゃんば売らんと、お正月が来
んとです。明日はよろしくお願いします…」

「もうできん。もうこの仕事はやめよう」と思った坂本さん、明日の
仕事を休むことにした。

 家に帰ってから、そのことを小学生の息子のしのぶ君に話した。し
のぶ君はじっと聞いていた。
 一緒にお風呂に入ったとき、しのぶ君は父親に言った。「やっぱり
お父さんがしてやってよ。心の無か人がしたら牛が苦しむけん」

 しかし坂本さんは休むと決めていた。
 翌日、学校に行く前に、しのぶ君はもう一度言った。「お父さん、
今日はいかなんよ!」

 坂本さんは心が揺れた。そしてしぶしぶ仕事場へ車を走らせた。
 牛舎へ入った。坂本さんを見ると、他の牛と同じようにみいちゃん
持つのを下げて威嚇するポーズをとった。
「みいちゃん、ごめんよう。みいちゃんが肉にならんとみんなが困る
けん。ごめんよう」と言うと、みいちゃんは坂本さんに首をこすりつ
けてきた。

 殺すとき、動いて急所をはずすと牛は苦しむ。坂本さんが「じっと
しとけよ、じっとしとけよ」と言うと、みいちゃんは動かなくなった。
次の瞬間、みいちゃんの目から大きな涙がこぼれおちた。牛の涙を坂
本さんは初めて見た。(『いのちをいただく』西日本新聞社刊より)

 ある小学校で、助産師として日々輝く命の誕生の瞬間に立ち会って
いる内田美智子さんと、毎日牛を解体して食肉にしている坂本さんの
お話を聞くという授業があった。

 坂本さんの話を聞いて感動した内田さんが、坂本さんにお願いして
この話を絵本にさせてもらった。それが『いのちをいただく』(西日
本新聞社)である。

 その絵本のあとがきに、内田さんはこう書いている。

「私たちは奪われた命の意味も考えず、毎日肉を食べています。自分
で直接手を汚すこともなく、坂本さんの様な方々の悲しみも苦しみも
知らず、肉を食べています。『いただきます』『ごちそうさま』も言
わずにご飯を食べることは私たちには許されないことです。食べ残す
なんてもってのほかです…」

 そう、私たちはいのちを食べていた。今日いただくいのちに……合掌。

●この本の目次をご紹介!

はじめに

<感謝 勇気 感動 の章>

心を込めてを「いただきます」「ごちそうさま」を
なるほどぉ~と唸った話
生まれ変わって「今」がある
みんなで子どもを育てる喜びを
「パクる」の三段活用で進化する
説教は何の意味もないのです
どうしたら笑ってくれるか考える
みんなここにしか咲かない
しなやかなしぶとさで生きる
ひとさし指が見つけたもの
感動は何年経っても色あせない
どんな仕事も奥が深いんだなぁ
感動って双方向なんですね

<優しさ 愛 心根 の章>

名前で呼び合う幸せと責任感
ここにしか咲かない花は「私」
背筋を伸ばそう! ビシッといこう!
みんなで「日本の宝」を育てよう
過去を意味あるものにするために
拝啓、あなたの愛は元気ですか?
生きること、愛すること
「抱っこの宿題」、忘れんでね!
愛される為に生まれてきた
映画『山の郵便配達』に観た父子の絆
『プロジェクトX』風 クマを守れ! 森を守れ!
年老いても愛を語りましょう
政治ではできない子育て支援

<志 生き方 の章>

殺さなければならなかった理由
物理的な時間を情緒的な時間に
どんな仕事も原点は「心を込めて」
こんな素晴らしいアホがいた
2割の善玉菌で居続ける決意
あなたのいのちは誰のもの?
いいことを「普通のこと」にする
大きな夢のひとかけらを大切に
「本物」に触れ「気」をもらおう
経営の原点は飛び込みだった
屈辱感は自分を強くするツボ
誇り(プライド)は自分で自分に与えればいい
この思いを法務省に、国会に…
人生は演劇のカーテンコール

終 章
心残りはもうありませんか

あとがき
参考文献

■ 本日の一冊紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日本一心を揺るがす新聞の社説―それは朝日でも毎日でも読売でもなかった
水谷 もりひと
ごま書房新社
売り上げランキング: 385

日本一心を揺るがす新聞の社説
水谷 もりひと 、ごま書房新社
【私の評価】★★★★★

《著者紹介》
水谷謹人。みやざき中央新聞編集長。宮崎学園短期大学人間文化学科非常勤講師。
1959年宮崎県生まれ。明治学院大学文学部卒。学生時代に月刊新聞
「国際文化新聞」を創刊、初代編集長となる。卒業後宮崎に戻り、
宮崎中央新聞社に入社。94年から編集長に。数々の講演を取材し、
その熱い人柄から多くの著名人と親交を深める。
人権問題や教育にも積極的に参加し、男性問題を考える
「メンズセンターみやざき」の事務長、宮崎県男女共同参画センター登録講師
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■ 関連書籍 ■

a. 「私が一番受けたいココロの授業―人生が変わる奇跡の60分
 比田井 和孝
 【私の評価】★★★★★


b. 「いのちをいただく
 内田 美智子
 【私の評価】★★★★★


c. 「君と会えたから・・・
 喜多川 泰
 【私の評価】★★★★★

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<本の格付け基準>
 ★★★★★(絶対お薦めです!家宝となるでしょう)
 ★★★★☆(買いましょう。素晴らしい本です)
 ★★★☆☆(社会人として読むべき一冊です)
 ★★☆☆☆(時間とお金に余裕があればぜひ)
 ★☆☆☆☆(人によっては価値を見い出すかも)
 ☆☆☆☆☆(こういうお勧めできない本は掲載しません)
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