[書評]「I met a boy.父の日に、バンビ公園で。」松尾 健史

■　本日の一冊紹介　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「I met a boy.父の日に、バンビ公園で。」
松尾 健史 、 ディスカヴァー・トゥエンティワン
【私の評価】★★★★☆

■　私の読書感想　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

喜多川泰さんの本「上京物語」にリストアップされていた
父から息子へ贈る本リストより読んでみた本。
　※父から息子へ贈る本リストは後半に記載。

落ちこぼれサラリーマンが、あることをきっかけに
”変わる”というストーリー仕立ての本。

めずらしいなぁと思ったのが
仕事をやめて、独立して成功する
みたいな、環境を変えて・・・の本ではなく。

自分の考え方、行動を変えて
サラリーマンとしての生き方が変わるというストーリーでした。

もし、小学生の頃の自分が
今の自分を見て「どう感じるのか？」は
考えさせられます。

・誇れる生き方をしているのか
・がっかりされてしまうのか

子供たちに対しても同じかもしれないですね。

昔は、後先考えずに行動・発言していたのが
いつのまにやら、長いものに巻かれていると言うか
臭いものに蓋をすると言うか
面倒な事には関わらないようにしている気がします。

そう考えると、昔のほうがカッコよく生きていたかも？

●この本で私が”グッ”と共感したところは次のとおりです。

「正しいことを正しい、間違ってることを間違ってるって言うのは、勇気がいることだ。それでも、たとえ一人だとしても、声を上げなきゃいけないときがある」
（p.99）

「だって、お父さんによく言われてたじゃん。正しいことなら、一人でもいいから声を上げるんだぞ、って。困っている人がいたら助けてあげるんだぞ、って」
（p.119）

今を生きるということが
これほどつらくなったのは、
いつからだろう？
（p.146）

誰かのうれしそうな顔を見るのは、あるいは自分のうれしそうな顔を見るよりも幸せな気分になれるかもしれない。
（p.162）

僕の人生は他のどこかにあるのではなく、
「今、ここ」にある。
（p.173）

「もっとかっこいい自分でありたい。
だから、変わろう」
（p.178）

■　本日の一冊紹介　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

I met a boy.父の日に、バンビ公園で。

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松尾 健史 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2008-12-20

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「I met a boy.父の日に、バンビ公園で。」
松尾 健史 、 ディスカヴァー・トゥエンティワン
【私の評価】★★★★☆

■父から息子へ贈る本リスト

※「上京物語」より

[大学１年]
春　アルケミスト――夢を旅した少年／パウロ・コエーニョ
夏　君と会えたから／喜多川泰
秋　I met a boy. 父の日に、バンビ公園で。／松尾健史
冬　この世で一番の軌跡／オグ・マンディーノ

[大学2年]
春　君たちはどう生きるか　吉野源三郎
夏　「原因」と「結果」の法則／ジェームズ・アレン
秋　アミ　小さな宇宙人／エンリケ・バリオス
冬　新史　太閤記(上下)／司馬遼太郎

[大学3年]
春　手紙屋――僕の就職活動を変えた十通の手紙
夏　手紙屋～蛍雪篇
秋　ビジネスマンの父より息子への３０通の手紙
冬　壬生義士伝(上下)／浅田次郎

[大学4年]
春　坂の上の雲(一～八)／司馬遼太郎
夏　賢者の書
秋　君に成功を贈る／中村天風
冬　人を動かす

入学時　クマともりとひと――森山会長講演録／日本熊森協会
卒業時　植松努　信じる力――植松努講演録／NPO法人読書普及協会

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＜本の格付け基準＞
　★★★★★（絶対お薦めです！家宝となるでしょう）
　★★★★☆（買いましょう。素晴らしい本です）
　★★★☆☆（社会人として読むべき一冊です）
　★★☆☆☆（時間とお金に余裕があればぜひ）
　★☆☆☆☆（人によっては価値を見い出すかも）
　☆☆☆☆☆（こういうお勧めできない本は掲載しません）
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