■ 本日の一冊紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣」
長谷部誠 、 幻冬舎
【私の評価】★★★★☆
■ 私の読書感想 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
いよいよブラジルW杯のためのアジア予選が開幕しますが
そのサッカー日本代表キャプテン長谷部誠著作の「心を整える」を読みました。
前評判が高かったので、逆に期待を裏切られるのではないかと思いつつ読んだのですが
この本おすすめです。
ザックリ箇条書きにするとこんな感じでしょうか。
単なるタレント本ではない
現役バリバリの若い選手が書いた本ですが
記者会見などでのあの落ち着いた質疑対応同様
サッカー本ではなく、自己啓発本としてしっかりした内容になっています。
目次を見るとおわかりの通り
自分自身で、様々なことを実践して経験を積んできています。
また、すぐにでも実践できそうなことや
心にとどめておくべき言葉も多数ありました。
一日の最後に必ず30分間、心を鎮める時間をつくる
(p12)
いくら自分が正しいと思ってもそれを人に強要してしまったら誤解を招くこともある。
人にはそれぞれ価値観があって、絶対的な正解なんてない。
(p206)
南アフリカW杯、突然の方針変更の真相を知ることができる
南アフリカワールドカップ。
日本代表は、思い切って本大会直前の戦術変更と
ゲームキャプテンの変更という大きな変化が起こった。
これについても、この本の中で詳しく書かれている。
サッカーファンにとっては、興味あるところではないでしょうか。
「今、僕がゲームキャプテンをやるのは、チームに与える影響が大きすぎると思います。
キャプテンを辞退させてもらえないでしょうか」
岡田監督は一瞬驚いた顔をしたが、すぐにいつもの柔和な表情に戻った。
・・・
(p69)
プロサッカー選手の舞台裏を垣間見ることができる
どうしても、我々一般人から見たプロ選手は
好きなサッカーで飯が食えて、華やかでお金も持って・・・
とイイ部分しか見えない傾向にありますが
見えない部分っていうのももちろんあるわけです。
そんなところが少し見えた気がします。
カズさんはみんなでご飯を食べていても、自分が決めた時刻になったら、
「じゃあ、明日練習だから」と言って帰っていく。
まわりに流されず、長居はしない。やはり長く現役を続けている選手には理由があると思った。
(p59)
僕はベルギーのリールセでプレーするエイジ(川島永嗣)と連絡を取り合い、食事でもしようということになった・・・デュッセルドルフに練習参加していた馬場憂太、フライブルクの矢野貴章、シャルケのウッチー(内田篤人)、ドルトムントの真司(香川)に電話すると、みんな二つ返事でOKしてくれた。・・・結果的にこの日はひとりもアルコールを口にしなかった。これこそプロの集まりだなと、僕は密かにほくそ笑んだ。
(p50)
そして、長谷部誠のファンになる
本を読む前は、まじめな人なんだろうなぁとか思ってましたけど
この本を読んでみて、自分にも他人にも厳しいまじめな人だろうなぁと思いました。
ただ、そんな堅物イメージの中に
ミスチルファンで、試合前にこだわって聞くところなど
なんかギャップがあって良いです。
試合開始直前に必ず心の中でささやく言葉も。
恐らくこの本を読めば、長谷部のファンになって
今後のサッカー観戦がもっと面白くなると思います。
本の評価は★4つとしました。
素敵な本をありがとうございました。
●この本を読んで私が実行しようと思うこと!
寝る前に、心を鎮める時間を作る
●この本で私が”グッ”と共感したところは次のとおりです。
ただし、いつも同じメンバーで食事に行くとなうと話は別だ。
同じメンバーだと結局、最後は「愚痴大会」になってしまうという印象があって、
そういう不満の解消法は好きではないからだ。
(p90)
組織のためにプレーしようという意識と、自分の良さを出したいという欲がぶつかって、
葛藤が生まれることもある。けれど、「自分を殺すこと」と「自分を変えること」は違う。
(p97)
スペイン語で運(la suerte)は女性名詞。
だからアルゼンチンの人たちは『運を女性のように口説きなさい』と言うんだ。
何も努力しないで振り向いてくれる女性なんていないだろ?
それと同じで、運もこちらかが必死に口説こうとしないと振り向いてくれないんだ
(p110)
「ラスト10メートルを『もうすぐゴール』と意識するのではなく、
『マイゾーン』として、自分がもっともカッコ良くゴールするための美学を追求しながら泳いで欲しい」
―林成之(北京五輪 日本の競泳チームのメンタルトレーナー的な役割)
(p171)
●この本の目次をご紹介!
●意識して心を鎮める時間を作る
●過度な自意識は必要ない
●恨み貯金はしない
●お酒のチカラを利用しない
●注意は後腐れなく
●仲間の価値観に飛び込んでみる
●情報管理を怠らない
●競争は自分の栄養になる
●運とは口説くもの
●読書は自分の考えを進化させてくれる
●夜に時間に甘えない
●遅刻は努力を無駄にする
●ネットバカではいけない
●常に最悪を想定する
●自分が楽な方に流されると、誰かが傷つく
●外見は自分だけのものではない
●正論を振りかざさない
■ 本日の一冊紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣」
長谷部誠 、 幻冬舎
【私の評価】★★★★☆
《著者紹介》
1984年1月18日、静岡県出身。3歳のときにサッカーを始め、青島東小のスポーツ少年団、青島中サッカー部を経て藤枝東高校入学。2001年の全国総体準優勝。’02年浦和レッズ加入。’08年ヴォルフスブルクへ移籍。’10年南アフリカ・ワールドカップではゲームキャプテンとして、4試合すべてに先発出場しベスト16進出。11年AFCアジアカップではキャプテンとして、優勝に貢献した。ポジションはMF(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■ 関連書籍 ■
a. 「不動心」
松井 秀喜
【私の評価】★★★★★
b. 「サッカー戦術の仕組み―日本人の“サッカーIQ”を高める本」
湯浅 健二
【私の評価】★★★★☆
c. 「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
岩崎 夏海
【私の評価】★★★★★
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<本の格付け基準>
★★★★★(絶対お薦めです!家宝となるでしょう)
★★★★☆(買いましょう。素晴らしい本です)
★★★☆☆(社会人として読むべき一冊です)
★★☆☆☆(時間とお金に余裕があればぜひ)
★☆☆☆☆(人によっては価値を見い出すかも)
☆☆☆☆☆(こういうお勧めできない本は掲載しません)
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これだけ話題になると、あまり本を読まない僕でも興味が出ますね。
昨日のワールドカップ予選・・・
こちらでは放送はもちろんないし、数千円も出して見てる日本のチャンネルでも、放送権の関係で映像なし。。。
PCで動画を見ました!!
クロスバー連発でしたね。
でも、まずは勝った事が良かったです。。
マヤのパワープレーは効きますね!!
では。
サッカーに興味がある人や
長谷部と同世代や若い人には
とても面白い本だと思います。
アマゾンとか見ると
年配者からの評価は
結構厳し眼だったりしますが…。
W杯予選は、まずは結果が大事やね!
苦戦しながらも勝っていくことで
チームがまとまっていけばドラマチックです。
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妻と娘4人の6人家族。サラリーマンで飯喰ってる割には、職場では意外と浮いている存在だったり?
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